さくらい社労士FP事務所:開業前準備~開業日までのドタバタ報告①
事務所を開業して気付けば3週間が経過していた、さくらい社労士FP事務所の櫻井康成です。今回は、開業前準備から開業日までの事を挙げてみたいと思います。
失業中に実務経験を積むため、勤務社労士や勤務FPを模索していましたが、色々と考えた結果、一か八かで2024年1月より、個人で開業しようと思ったのは昨年の11月後半でした。社会保険労務士試験には2012年に合格し、事務指定講習も2013年に受講済みでしたので、あとは社会保険労務士としての登録だけでしたので、東京都社会保険労務士会のHPから「登録・入会について」を参照すると、思ったより提出の必要な書類が多数ありました。
①社会保険労務士登録申請書、②会員情報届出書、③会則等遵守誓約書、④社会保険労務士試験合格証書のコピー、 ⑤労働社会保険諸法令関係事務指定講習修了証のコピー、⑥住民票、⑦写真票、⑧会員証交付申請書、⑨集金代行依頼書、⑩振込払込請求書兼受領証のコピー、⑪「書類送付のお知らせ」の裏面の「登録手続きのため、下記の書類一式提出します。」と書かれた用紙の準備が必要でした。
そして2024年1月1日に登録してもらうには、12月7日に開催される「新規登録入会研修会」に参加が必要であり、上記の①~⑪までの書類を12月4日着での送付が必要でしたので、事務局へ申し込めば書類を送付して頂けるのですが、郵送にかかる時間がもったいないと思い、東京都社会保険労務士会へ赴きまして、提出書類一式を頂き、自宅に持ち帰って記載し、3日後には再度、東京都社会保険労務士会へ赴き、書類の不備などを確認して頂いた後に受理してもらいました。
しかしこの時に一つだけ問題がありました。それは事務所の住所でした。東京都社会保険労務士会は事務所がある区もしくは市の支部へ入会するのですが、私はまだ借りる事務所を決めていなかったため、事務所の住所記載欄に自宅住所を記載し、そして開業日までに事務所を借りるつもりであることを事務局の方に伝えました。すると12月22日までに事務所の住所を教えてもらえれば、全国社会保険労務士会連合会への届出も間に合って、費用が発生する登録変更の手続きが不要になりますよと、とても親切かつ丁寧に教えて頂けました。そして賃貸情報の収集と不動屋さんとの内見を数回経て、なんとか12月20日に契約に至りました。賃貸事務所は早く借りてしまうと、その分の賃料も発生しますし、犬連れOKな事務所がなかなか見つからない個人的な理由もあったので、東京都社会保険労務士会の事務の方にはお手数をかけてしまいました。
当時事務所はエレベーターを出ると正面が玄関なのに、名札(上記の写真)も急造なためか、 Ama●onの置き配が大家さんの部屋の前に置かれることも度々・・・
「新規登録入会研修会」と書類手続きを並行して用意しなくてはならないのは登録費用・会費等になります。私は開業登録のため、①登録免許税30,000円、②登録手数料30,000円、③入会金50,000円、④年会費(1月~3月)24,000円、そして事務所の礼金・敷金・手数料・保険料、さらに机、パソコン、プリンター、テーブル、椅子、冷蔵庫、電子レンジ、その他の備品などに、社労士業務を行うためのクラウドサービスなどの加入費用(まだ受注案件もないのに前のめりで契約してしまいました…)もありまして、合計で100万円以上掛りました。飲食店などの開業準備に比べればヒト桁以上違いますが、貯えがどんどん支払いで減っていくのは心細くなるものなので、めげずに営業努力が必要だと実感しました。(世の中の経営者の方たちは、仕入れや人件費で大変だなと改めて痛感しました。)
勢いで個人開業という形にはなりましたが、社会保険労務士になりたいと思ってから、紆余曲折があり、ここまで27年掛かりました。事務所が自宅ならば賃料、光熱費、通勤の交通費は掛からないのですが、私は古い人間なのか、社会保険労務士として仕事をするための覚悟が必要と思い、職住分離を選び、お客さんへの訪問などに便利な場所であり、会社員時代に長く務めた高田馬場に事務所を借りましたので、これから営業活動をして集客に努めて、そして数年後にはこっそりと自宅に事務所を移したいかな?とも思います・・・
まだ開業当日に至ってませんが、続きは次回に。
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