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さくらい社労士FP事務所の櫻井康成と申します。

この度はプロフィールページをご覧になって頂きありがとうございます。

社会保険労務士として開業に至った経緯

社会保険労務士になりたいと思った27年前当時は、勤務先への愛社精神に溢れていた営業部員でしたが、労務管理を通じて改正される法令に対応できる会社の組織作りに携わりたいと思い、社会保険労務士を目指し、不合格が続きながらも合格出来たので、総務部門への異動を10年以上希望したのですが、残念ながらその希望は叶いませんでしたので、他の部門で与えられた役割を全うできるよう日々努めておりました。

しかし50歳を超えてからも、社会保険労務士の仕事に就くことを諦めることが出来ず、転職して他社の総務部を目指すか、ここ数年は悩んでおりましたが、営業部員時代に、総務や人事部門が社内に存在しない規模の会社の社長さんから、本業が多忙のため、人事労務管理や人材育成等の優先順位が後回しになってしまうと、聞くことが多々あったことを思い出しました。

世の中の状況は目まぐるしく変化し、そして毎年のように法令も改正される中、人手不足、ハラスメント問題、ブラック企業、育児や介護休業、勤怠管理、社会保険加入、建設業や物流業における2024年の残業問題など、会社が人事労務の諸問題などに対応する必要は多くあります。

小規模でも実力のある企業が、今後ともさらなる飛躍をされ、本業への集中や事業展開などの構想を練る時間を作ることが出来るよう、そして従業員の方たちの幸せに貢献したいという思いから、人事労務の専門家である社会保険労務士として開業することを決めました。

「坂の上の雲」を読んで

恥ずかしながら、私の生まれてから20代までの人生は、仕事は好きで残業や休日出勤も苦にならなかったのですが、勉強が嫌いで遊んでばかりいた人間でした。しかし30歳の時に、5年以上交際していて婚約中であった女性から理由を言われることなく突然に別れを告げられてしまい、仕事も身に入らず自暴自棄になっておりましたが、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を全巻読み、主人公の日本を守るために熱心に勉強を続ける生き方に感銘を受けて、私も勉強をしなくてはならないと決意しました。

そして社会保険労務士という資格を知り、高卒であった私は受験資格である大学卒業を得ることと、法律の勉強にも興味が湧いてきたので、まずは中央大学法学部の通信教育課程に入学しました。

通信教育の勉強は孤独でしたので、最初の1年間はなかなか進まず挫折しそうになりましたが、2年目からは学生会支部に参加し、学友も得ることが出来てからはペースも上がり、通勤や営業の移動中の電車内でテキストを読み、細切れの時間を積み重ねながら、課題であるレポートを100通以上作成し、科目試験を経て取得単位を重ねて、最後の卒業論文も講師の方から丁寧にご指導を頂いて、5年を掛けて卒業することが出来きて、35歳にして初めて仕事以外で達成感を得ることが出来ました。

そしていよいよ社会保険労務士の試験への挑戦となるのですが、中央大学通信教育課程卒業後は燃え尽きてしまったのか、数年間は受験せずに過ごしてしまいましたので、再び「坂の上の雲」を読み、モチベーションを上げてから、社会保険労務士試験へ挑みました。しかし私は仕事が営業部門で実務経験がないとはいえ、1回で合格される方もいる中で、情けないことに6回も不合格を経て、7回目でようやく社会保険労務士試験に合格することが出来ました。不合格の度に「坂の上の雲」を読み、翌年の受験に向けて挑みましたが、私のポンコツ感は否めませんので、合格するまでは司馬遼太郎さんの名作に申し訳ない心境でした。

感謝・希望・工夫・健康・向上心(かきくけこ)」をモットーに

私が最も心がけるのは、お客様とのコミュニケーションを図るため、報告・連絡・相談を適切に行い、多く方達から気軽にご相談を頂けるよう、「感謝・希望・工夫・健康・向上心(かきくけこ)」をモットーにしてまいります。

私は社会人生活約38年のうち、最初の5年間は印刷会社で営業部門と製造部門(工場・協力会社)の間で製作進行管理を行う部署に所属し、この会社で仕事の厳しさを学ぶことが出来ました。そして転職し、その後の32年6か月は、オーニングという日除け製品の製造から施工までを行う会社に勤めて、もっとも長く関わったのが営業部門でしたが、飲食・ブライダル・レジャー施設などの本社部門や、設計事務所や建設会社さんへ営業を行い、多くのお客様からお仕事を頂くことができて、その仕事を無事に納めるため、お客様や社内・社外の多くの方達から協力を得られることができました。

営業部門の後は、工務部門~調達部門~企画部門へ異動となりまして、工務部時代は、施工技術の承継・若手工事士の確保・社会保険加入問題や法定福利費の観点などから、自社の工事士部門設立を実施し、調達部時代は協力会社への発注を行うため、電子受発注システムの導入を実行しました。そして企画部時代は、従業員エンゲージメント向上と、会社の創立から現在までの歩みを若い世代に知ってもらうために社内報の創刊を行いました。(制作者である部内の優秀なスタッフ達が毎号とても良い出来栄えに仕上げてくれました。)さらに商品企画にも携わりましたが、ボツ案ばかりで日の目を見ることは出来ませんでした…

会社員時代に総務部門は経験できませんでしたが、中間管理職として新入社員や中途採用者の採用・面接・入社後の研修の実施や、自部門で試験的に勤怠制度の導入を行い、または従業員の私的活動中の事故などの問題への対処を行いましたので、人材育成や労務管理は企業にとって、業績のように見える部分は少ないのですが、重要であることが体感できました。

私は会社員時代の経験と熱意で、依頼主の方への報告・連絡・相談を適切に行い、コミュニケーションを図り、そしてフットワーク良く、活動してまいりますので、私を御社のパートナーとして選んで頂ければ幸いです。

略歴

主な実績
1966年  東京都目黒区生まれで、世田谷区育ちですが、裕福な家庭ではありませんでした。
1985年東京都港区の印刷関連の会社に勤務
1990年東京都新宿区のオーニング製造の会社に転職(のちに豊島区に移転)
1997年会社務めの傍ら中央大学法学部通信教育部入学
2002年中央大学法学部通信教育部卒業
2012年社会保険労務士試験 合格
2023年オーニング製造の会社を退職
2024年社会保険労務士FP事務所 開業