メンタルヘルスが小規模場企業にも義務化?今から始めるメンタルヘルス対策の第一歩

「従業員50人未満の会社でも、メンタルヘルス対策が義務化されるらしい……。」
そんなニュースを聞いて、「また手間が増えるのか」「コストがかかりそう」と不安に思っていませんか?
2025年に成立した改正労働安全衛生法により、近い将来、すべての企業にストレスチェックの実施が義務付けられることが決まりました。
しかし、ご安心ください。これは単なる義務ではなく、会社の成長と従業員の健康を同時に守る大きなチャンスです。
今回は、小規模な事業主の皆さまが、義務化に備えて今から始められる具体的なステップと、そのメリットを分かりやすく解説します。

目次

なぜ小規模企業も対象に?法改正の背景

これまで、従業員50人以上の事業所のみに義務付けられていたストレスチェック制度。今回の改正は、メンタルヘルス不調が企業規模を問わず深刻な社会問題となっていることが背景にあります。
厚生労働省の調査でも、従業員のメンタルヘルスは、企業の生産性や離職率に直結することが明らかになっています。政府は、すべての企業が従業員の心の健康を守ることで、社会全体の活力向上を目指しているのです。
ですから、これは「義務」として捉えるだけでなく、「自社の成長のための投資」として前向きに考えてみましょう。

準備編:今からできる3つの簡単なステップ

「何をすればいいか分からない」という声は多く聞かれますが、いきなり大掛かりなことをする必要はありません。まずは、下記の3つのステップから始めてみましょう。

ステップ1:ストレスチェックの「簡易版」を試してみる

まずは、従業員自身の心の状態を知ることから始めます。高額なサービスを導入しなくても、手軽に始められる方法はたくさんあります。

無料のセルフチェックツールを活用する:厚生労働省のウェブサイトなどにある「職業性ストレス簡易調査票」などを使い、従業員に気軽に回答してもらいます。

オンラインサービスの利用を検討する:安価な料金で、ストレスチェックの実施から結果の分析までを一括で任せられるサービスもあります。

社内の「コミュニケーション」を活性化する

メンタル不調の多くは、職場での人間関係やコミュニケーション不足が原因で起こります。

「1on1ミーティング」の導入:定期的に上司と部下が1対1で話す時間を設けることで、業務の相談だけでなく、従業員のちょっとした変化に気づくことができます。

雑談しやすい雰囲気づくり:ランチ休憩や業務の合間に、仕事以外の話ができる場を設けるなど、心理的安全性の高い職場を目指しましょう。

専門家への「相談体制」を整える

従業員が「困ったときに誰に相談すればいいか分からない」という状態では、問題が深刻化してしまいます。

産業医や社労士など、外部の専門家と連携する:従業員が社内の人には話しにくい悩みを、安心して相談できる窓口を設けます。

相談しやすい環境を周知する:相談窓口があることを従業員に伝え、利用しやすい雰囲気をつくることが重要です。

義務化をチャンスに!会社が得られる2つの大きなメリット

メンタルヘルス対策は、単に「義務を果たす」だけでなく、会社に大きなメリットをもたらします。

メリット1:生産性の向上と休職リスクの軽減

心身ともに健康な従業員は、仕事に対するモチベーションや集中力が高まります。結果として、業務のパフォーマンスが上がり、会社全体の生産性向上につながります。また、早期に不調のサインに気づくことで、休職や退職といったリスクを未然に防ぎ、貴重な人材の流出を防ぐことができます。

メリット2:企業イメージの向上と採用力アップ

従業員の健康を大切にする会社は、社外からも「働きやすい会社」「ホワイト企業」として高い評価を得られます。これにより、優秀な人材が集まりやすくなり、採用活動を有利に進められるでしょう。

まとめ

メンタルヘルス対策の義務化は、小規模企業にとって「変化」の時期を迎えたことを意味します。しかし、これは決してネガティブなものではありません。今から少しずつ準備を始めることで、従業員の健康を守り、会社の成長を加速させるための大きな一歩になります。

「何から始めればいいか分からない」 「助成金は使えるの?」 もしそう思われたら、ぜひ、さくらい社労士FP事務所にご相談ください。貴社に最適なプランを一緒に考えていきましょう。

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