社員が辞めない職場づくり3つのポイント

企業にとって、せっかく育てた社員がすぐに辞めてしまうことは大きな痛手です。
採用・育成にかかるコストと労力を考えると、「辞めない職場づくり」は経営の最重要テーマと言えます。

今回は、すぐに実践できる「社員が辞めない職場づくり3つのコツ」をご紹介します。

目次

①「ありがとう」を伝える仕組みを作る

社員が辞める理由の上位に、「自分が評価されていないと感じた」があります。
必ずしも給与や賞与だけではありません。日々の「ありがとう」が、社員のやる気を大きく左右します。

忙しい中でも、社長や上司が社員に対してきちんと感謝を言葉にする文化を根付かせましょう。
たとえば、週1回、チーム内で「誰かに感謝を伝える5分間」を設けるだけでも効果は絶大です。

②キャリアパスを見える化する

社員は、「ここにいても将来が見えない」と思うと、退職を考え始めます。
たとえ小規模な会社でも、「〇年後にはリーダーを目指せる」「新しい業務にも挑戦できる」など、
成長の道筋を示すことが大切と思います。

形式ばった制度がなくても大丈夫です。
定期的な面談で、社員一人ひとりの希望や目標を聞きながら、
一緒にキャリアを考えることがポイントとなります

③不満を小さいうちに拾う

問題が大きくなる前に対処するためには、日常的に「小さな声」に耳を傾ける仕組みが必要です。

たとえば、

  • 月1回、10分だけの雑談面談を設ける
  • 無記名アンケートで現場の意見を拾う
    といった工夫が考えられます。

社員が「話しても無駄」と感じる前に、耳を傾け、できることから改善を積み重ねましょう。

ワンポイントアドバイス

前回も記載しましたが、
2025年4月の雇用保険法改正により、自己都合退職者の失業給付にかかる「給付制限期間」が、
2か月から1か月に短縮されました。
これにより、自己都合で退職しても、これまで以上に早く失業給付を受け取れるようになり、
社員が転職を決断しやすい環境が整いつつあります。

だからこそ今、「辞めにくい職場づくり」ではなく、
「ここで働き続けたい」と心から思ってもらえる環境づくりがより一層重要になっています。

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