「このまま定年まで働き続けて、後悔しないだろうか?」 「総務部で経験を積み、60歳の定年を機に独立を目指したいが、今の環境では難しい……」
約37年半という長い会社員生活の末、私は退職の決断を下しました。
この記事では、56歳で安定した組織を離れ、社労士・FPとして独立する道を選んだ経緯を振り返ります。
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会社員生活の「ボッチ」期間が独立の予行演習に
工務部から次に異動した先は調達部門でしたが、当初の話とは異なり私一人だけの部署でした。
後輩から「窓際ですね」と茶化されましたが(笑)私はその時間をポジティブに捉えていました。
「いつか社労士として個人で開業するかもしれないので、この孤独な環境はその予行演習だな(寂しいけど)」
そして調達部門として実績を残すには何かと考え、思い立ったのは多くの人たちの効率化に繋がる電子契約システムを導入する仕組みづくりだと決めて必死に取り組みまして、他部門にも協力を得て約1年かけて無事に導入出来ました。

仕事への情熱と、消えない「総務部への想い」
調達部門には1年間のみで、電子システム導入開始と同時に、次は新設の営業企画部へ異動となりました。
ここでは社内報の創刊をしたり、マーケティングや広報に商品企画などに携わることが出来て、やりがいがありましたし、優秀なスタッフもおりましたので、私としてはありがたい環境でした。
特に社内報は、会社の設立時から現在までの歩みを伝えるべきと、営業時代から思っていましたので、とても良かったです。
「先人の方達の苦労と努力があるから今がある!!」
しかしながら「総務部で実務経験を積みたい」という想いは消えません。
そして会社が定年延長を行う決定を知った時、私は悩みました。
「このまま定年まで勤務しても、総務部への異動が叶わなければ、実務経験のないまま63歳で開業することになる。それはあまりに厳しい……」

愛犬「あお」と「りつ」との暮らし
そんな私の傍らには、いつも愛犬たちがいました。
コロナ禍になる直前の2020年3月1日より保護犬団体から迎えたあお(現在は推定13歳)と、
今は亡きりつ(享年7歳🌈の橋へ)。
彼らとの時間は、会社でのストレスが募る中でも、私の心を繋ぎ止めてくれる唯一の救いでした。
「帰宅したとき、愛犬が待っていてくれる」 その幸せは何ものにも代えがたく、組織という枠組みの中でストレスを抱え続けることの対価として、果たして適切だろうか——そんな問いが頭を巡るようになりました。
たかが犬、されど犬なのです(私には)

退職の決断:56歳の春、失業者としての再出発
そして営業企画部で3年目の年末にされた異動の内示は、またしても総務部ではありませんでした。
お世話になった上司の1回忌や相談役も他界し、社内で最も強いと思っていた私の中の「愛社精神」はついにガス欠を起こしました。
2023年の正月休みは、今後どうすべきかをひたすら考えて、至った結論は、
「お金はなんとかなる(多分・・・)。これからは一人で私の帰宅を待つあおと一緒いるために、そして自分の目標のために、まずは会社を辞めよう」
部長という肩書きや年収への執着を捨て、退職願を提出し、退職日は3月末日にしました。
出社最終日は多くの方々に拍手で送っていただき、ビルを出た時の「体中から力が抜けていくような解放感」は、
今でも鮮明に覚えています。
32年7カ月勤務し、多くの経験をさせてくれた会社には感謝しかありません。
個人的な感想にはなりますが、とてもユニークな社風でしたので、
個性的な創業者・役員・上司・同僚・後輩に恵まれた32年7カ月でした。
生まれ変わって23歳に戻ったら、また入社したいです(笑)

最後に
多くの方が再雇用や定年という人生の節目は、誰にとっても大きな転換点であり、不安を感じるのは当然のことと思います。私も当時は日々不安の中におりました。
最終的に私は退職という決断をしましたが、働き方が変わるこの年代を迎えることは、裏を返せば「これからの暮らしをどう整えるか」を、自分らしく選び直す大切な機会でもあると、今改めて実感しています。
退職からあっという間に3年以上が経ちましたが、日々新しいことに触れる刺激や、そして思い通りにはいかないことも糧にしながら、充実した毎日を過ごせています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
なのですが、書ききれないことがありましたので、引き続きよろしくお願いいたします!
次回予告 弱小の社労士FPが綴る「私の退職顛末記:番外編①」
退職後の手続きで悪戦苦闘!
来週の 7月24日(金)夜 掲載予定です

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